学校案内
校長挨拶

 

 群馬県立太田フレックス高等学校学校案内をご覧いただき、ありがとうございます。

 本校は創立20年目を迎える、群馬県内初のⅠ部・Ⅱ部・Ⅲ部からなる定時制課程と通信制課程を擁する2学期制の単位制高等学校です。校名の「フレックス(flex)」とは「柔軟で」「しなやかに」という意味の英語「フレキシブル(flexible)」の名詞形flexibilityの略語です。この言葉は生徒一人ひとりの個性に寄り添い、各自のペースで学ぼうとする生徒の意志を最大限尊重するという教育理念を表しています。
 本校ではそれぞれの興味・関心や進路目標に合わせて、学びたい科目を選び、自分だけの時間割を作ることができます。つまり、自分独自の学校生活をデザインできるということです。
 本校には学年も制服もありません。あるのは、皆さんの主体性に基づいた学校生活です。それだけに、時と場所、状況を考え、それに見合った自覚ある行動が求められますが、自分の意思で決定できることが数多くあります。まさに「フレックス(flex)」の名にふさわしい自由と可能性が約束されています。
 定時制・通信制は4カ年で卒業を目指すのが標準的と言えますが、学習に力を入れ、卒業要件の74単位を修得すれば、3カ年で卒業することも可能です。上級学校を目指す人、就職を目指す人、自分のペースに合わせて学習したい人、仕事と学習を両立させたい人、自宅での学習を中心に生活を送りたい人等、さまざまな要望に応じられるのが本校です。
 今年度、本校は「県立学校等における日本語指導の体制づくり」モデル校の指定を受けました。日本語指導が必要な生徒が全国的に増加する中、多文化共生・共創を目標とする本県においても、今後県内全域で日本語指導を行なうための体制づくりについて実践研究を行うことになりました。本校はそのモデル校として、個別指導の計画や評価、単位認定の方法等、様々な角度から研究を行っていきます。この実践研究が、外国につながる生徒たちの健全な育成、さらには本県の多文化共生のための一助になればと考えます。
 本校の教育目標は「生涯学び続けることができる生徒の育成」です。私たちは生きていく上で常に学び続け、様々な時代の変化に対応する必要があります。皆さん、自己の限りない可能性を信じ、太田フレックス高校で、多くのことを学び、視野を広げ、伸びやかに成長してください。そのための環境がここにあると確信しています。

群馬県立太田フレックス高等学校
  校長  須 田 雄一郎